システム手帳のペンホルダーはいろいろ悩ましい

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ダヴィンチのレザー下敷を購入(再)しました。

ダヴィンチ(レイメイ藤井)のレザー下敷 A5 を再購入しました。「レザー下敷」という商品名ですが、購入の目的はペンホルダーです。

左が1年弱使用したもの。ペンホルダーが取れかかってる

前回の購入が2024年4月19日。今回の購入は2025年3月8日なので予想通り1年もたなかったのです。これが結構いい値段しましてAmazonで1650円でした。パッケージによると約15mm径まで収納可能。これまで差し込んでいた万年筆の径を測ってみるとほぼ15mmで、確かに使用できてました。

初めて万年筆の太さを測ってみた。クリップのあたりまで突っ込むと15mmほどの径になる

1年で限界が来たペンホルダー

このペンホルダーの良いところは一部幅広のゴムバンドになっていて収縮性があり、太いペンがねじ込めて、しっかりホールドしてくれるところでした。

そのかわり、毎日出し入れしているとペンホルダーの付け根に強い負担がかかり、1年も経たずにちぎれそうになってしまったのです。

1年しか持たなかったのになぜ再購入?

1年もたたずに限界が来てしまったペンホルダーをなぜまた再購入したのかというと、選択肢が限られているから。ほかにもっと丈夫なのはないのかと探しましたが結局この商品に落ち着いたわけは

・ほかは太い万年筆が入らなさそう
( →→→ 例えば プロッターのペンホルダー。ただし実験してないので想像の範囲です)

・ほかはペンホルダーの位置によりペンがプラプラしそう
( →→→ アシュフォードのペンホルダーなど。商品説明では14mm径までなのでこれもNG理由)

使用するペンによってペンホルダーの使いごこちが変化するので、実際に使ってみないとわかりません。そして誰にでも向いているものもありません。1度使ってみて十分使えることが分かりつつ、自分の使い方での耐久性がいちばんの課題で、解決策は見えないまま、ちぎれる寸前まで来たので結局同じものを再購入するしかなかったのでした。

強度がもう少しあれば・・というのはぜいたくかもしれない
ペンがバインダーに干渉しないことは重要なのです

単純な対策で今度は長持ちしそう

しかし今回購入してすぐに解決策が見つかり、今後は少なくとも1年以上は使えそうです。

それは万年筆の最も太い部分(キャップ部分)を支えるのではなく、ペンの本体(細い部分)を差し込めるようレザー下敷(ペンホルダー)を上下逆に装着することでした。

このペンホルダーのいいところは最初に書いたようにゴムバンドを使用してしっかりホールドしてくれるところにあります。そのため無理に太いところまで差し込まなくても良かったのです。実に単純な解決策でしたが、スッと差し込み、スッと取り出せて、以前より使い勝手がたいへん良くなり、今後他のペンホルダーを探すことはないと思われます。なぜこれまでこの使用法に気づかなかったのかが不思議で仕方ありません。。

キャップではなくペン軸を突っ込んでもしっかりホールドされた
万年筆が斜めを向くこともないのは良かった

システム手帳の使い勝手を左右するペンホルダー

システム手帳を使う上でペンホルダーの使い勝手は非常に重要です。自分の使い慣れたお気に入りの筆記具をさっと引き出し、さっとしまえる。そして持ち運ぶ時にもプラプラせずしっかりホールドしてくれる。これまで後付けのペンホルダーをいろいろ購入して試してきましたが、これだ!と思えるものはほとんどありませんでした。

A5サイズのシステム手帳を使い始めたことで書く量が飛躍的に増えました。書く内容によって色違いの油性ボールペンを使ったり、気づきや感想を万年筆でさらさらと書き出したりと、筆記具の複数装着が必須となりました。現在は3本の筆記具をA5のシステム手帳に納めています。

使用中のバインダー「Filofax The original」のペンホルダー

現在使用しているシステム手帳は Filofax の The original というシリーズ。そのA5版です。この手帳には内側にラバーバンドが付けられており、ここにペンを外側と内側に2本収納できます。内側に入れると変にかさばるため、外側に1本だけ入れています。

ここにはLAMY2000の4色ボールペンを入れてます。4色ボールペンは予定を青、実施は黒、注目は赤、参考情報は緑などと使い分けるため、1本あると筆記にもバリエーションが出せて重宝します。ちなみにインクはパイロットのアクロインキのBRFSシリーズを入れてます。

大概のペンがうまく収まる。ただ万年筆を入れた時にはリフィルの前半部分とぶつかった。LAMYは干渉しなかった

ダヴィンチのレザー下敷は位置が変えられるのがメリット

ダヴィンチのレザー下敷を選択したもう一つの理由は挟む位置を自由に決められることです。革の表紙に直付けのペンホルダーは太いペンを使用した時に革表紙や中のリフィルと干渉したり、開閉ストラップが閉めにくくなったりするのが気持ち悪いのです。

干渉がなるべく少ない位置にずらすことで太いペンでも入れやすくなります。特にリフィルの束の中心付近はリングにより外側に出っ張っているので他のリフィルとの干渉が少なくなる傾向にあります。つけ外しが自由なレザー下敷はちょうどペンの収まりのいいところに調整できるのが最大のメリットかもしれません。

ペンホルダーを下半分に置いた状態。ぐらつきもなし

赤鉛筆を忍ばせるためにリング内ペンホルダーまで

ついでに紹介しますと、システム手帳のリング内にもペンを収容できるようにしています。達成した項目を赤で塗りつぶすことにしていますが、赤いボールペンでは細い上に筆圧が強すぎてリフィルに跡が残ります。そのため赤鉛筆を使用していますが、これはフエキの建築用シャープペンシル2.0mm超硬芯がベストマッチでした。建築用というプロ仕様にグッときたのです。

これを収めるのはアシュフォードの「ビタリータ リング内ペンホルダー」というものです。牛革製です。A5サイズとバイブルサイズでリング径25mmであれば使用可能というもの。用途が特殊な上に値段が高いので売れる商品とは思いませんが、私はこれを二つもつけています。多少出し入れが面倒ですが、使用頻度が低い赤鉛筆でもここにあることは私にとってはとても重要です。

「リングの中にペンを入れられたら良いのにな・・」とぼんやり考えて検索したらちゃんと商品化されて購入できる。やっぱり日本は文具大国だなと思いました。

ただ1個1,200円もしました。購入時に少し躊躇したのを覚えています。当初は青鉛筆も入れたかったので二つ購入しましたが、あまりに窮屈だったので1本に落ち着きました。つまりリング内にペンを収納するために2,400円・・。アホですね(苦笑)。

現在のところ、プラチナ万年筆 #3776 センチュリー、LAMY2000ボールペン、フエキ建築用シャープペンシル(赤)の3本を収納。使うペンやバインダーが変わればまた頭を悩ませるかもしれませんが、とりあえずペンホルダーについては納得のいく仕様に落ち着いています。あとはこのダヴィンチのレザー下敷ペンホルダーをいたわりながら使うこと。今後どのくらい持つか検証したいと思います。

ちなみにペンホルダーのちぎれた旧レザー下敷は、その名の通り下敷の用途で使い続けています。そういえばこれまではペンホルダーとしてしか使っていませんでした。少しかさばりますけど下敷としての使い心地もとても良いです。

ペンホルダーがあったところは撮影で使われるパーマセル的なマステを貼った
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